今日は,西葛西まで行って,インドに帰国する女性から,お鍋などの調理器具を受け取ってきました。
あれこれ話していたら,彼女が,自分たちの朝ごはんにしたものだけど食べていって,ということで,お言葉に甘えて,お昼ごはんをいただきました。
◆パラサ
◆カリフラワーとグリンピースの炒めもの
◆じゃがいもとたまねぎの炒めもの
◆ダル
◆レモンのスイートピクルス
これぞ,インドの,The 家庭料理。
パラサは焼きたてで,柔らかくて美味しい。
炒めもの類もすごく美味しい。
そして,極めつけがダル。自分でもダルは作りますが,なんでこんなに美味しく作れるんだろうと不思議になります。
ダルは日本で言えばお味噌汁ですが,お味噌汁同様,似たように作ったものでも,美味しいのとそうでないのが歴然の差が現れるものなんだなと思います。
来月,帰国するそうですが,最後に彼女の手作りごはんを食べることができて感謝感激。
家でふだん食べるようなもので申し訳ないということでしたが,こういう食事こそ滅多に食べることができない貴重なものだし,そして何よりも美味しいです。
ご夫婦と息子さんが見ている中で,ぱくぱくといただきました。
なお,パラサを追加で焼いてくれたので,計3枚食べてます。
もしかして,とは思っていたのですが,旅行業のご主人,コロナもあって職を失ってしまったようで,次の仕事も見つからないという状態らしかった。
いろいろイヤなこともあったようで,人生で一番辛い時期だと言っていました。
へんに励ましては見たものの,自分だけならともかく家族がいるのに辛いと言っており,安っぽい言葉を掛けてしまったかなと…。
ご主人は日本で職探しを続け,生活を立て直し,ダメならインドに戻るけれど,できたら日本で働きたいという意向のようでした。
日本なら職はいくらでもあると思ったけれど,そうじゃなかった,と言っていましたが,コロナの中,日本人にも厳しい状況ですが,外国から来ているとなれば,窮状に追い込まれている人はたくさんいるのだろうと思います。
奥さまのほうは,前からホームシック気味なのは分かっていましたが,息子を連れて帰国し,インドで母親と暮らしたいようでした。
ご主人いわく,息子の教育のことを考えると,日本よりインドのほうがのちのちの選択の幅が広がる,と言っていましたが,それはそのとおりだと思います。
さみしいですが,人生の一時期,このご家族と出会って,楽しい時間を過ごさせてもらったことは有り難いことで,しみじみ一期一会という言葉の意味を感じます。
このご家族と,また会えるといいですね,と言って別れました。
ほんとにいつか再会できるといいなと思います。

にほんブログ村
